今回の入試で「合格者数」ということが、塾の評価となるのは当然のことであるが注意しないといけないことがある。
塾の受験者数である。
多くの塾の速報をみると当塾と同様に併願をしたと思われる私立の実績も併記してあるのだ。
塾業界の人間がみたら私立の合格者=併願とわかるが、親御さんや生徒さんがみても合格者数だけで圧倒されてしまうことも多い。
当塾の今回の実績を「進学する数」で修正すると全体生徒の数もわかる。
高専
【沖縄高専】3名
私立
【沖尚】1名 【興南特進】3名 【カトリック】1名 【大口明光】1名
公立
【開邦】18名 【那覇国】10名 【球陽】3名 【首里】8名】
【小禄】1名 【西原】1名 【北山】1名 【首里東】1名 【那覇商】2名
ここで当塾の中3の在籍生徒さんの数がわかる。
そうなると総勢54名となる。
中3在籍数が120を超えている塾や500名を超えている塾と合格者数で比較するよりも、全体数から志望校の合格率を割り出す方がいい。
今回の開邦は当塾は18人。
優秀な生徒を選抜試験でセレクションしているのではない。
入塾面談でその生徒さんの「絶対に開邦に入る!」という意欲とやる気を見せてくれる生徒さんと一緒にがんばっている。
また、入塾している生徒さんを開邦に強要していることはない。
実際に昨年の開邦の合格者数が少なく、人気校だった首里の合格者数が多いことからわかるだろう。
現時点で県内合格者数、合格率ともにトップである。
単独校舎の塾では県内合格者数、合格率ともにトップである。
合格者多数=デキる塾
というよりも
合格率が高い=デキる塾
という方がいい。
さらに開邦に関しては倍率が低い(定員割)の状況の続く一般入試よりも毎年2倍前後の倍率であり、学科試験も課している推薦の合格者、合格率が重要となる。
前に汀良町で同時期に塾をはじめられて同じ10年になる「創造学習塾21」のブログではここのところをはっきりされている。
https://souzou21roomreiwa.ti-da.net/e11473244.html
あえて「進学先」とも書いている。
このように冷静にデータを分析して塾の正邪を判断することが高校受験を視野に入れた塾選びが大事である。