那覇国際の実績のみかた

ACT

2024年01月10日 00:00

那覇国際の実績に関して思うことがある。


那覇国際の実績を看板にする塾が多くなっている。

いくつかの塾の実績をみると数年分をまとめている。

多いのは5年分、中には8年分、10年分というものもある。

冷静にこの実績を見ると非常に少ないのがわかる。

例えばn年分を200人とする。

1年分の平均を出すと、

5年間なら平均は40人

8年間なら平均は25人

10年間なら平均は20人


となる。

さらに複数校舎の場合はこの1年分の平均を校舎数で割ると校舎の平均数がでる。

全県に5校舎あったとして過去8年間の場合は1校舎あたり5人となる。

全県に7校舎ある場合は3.57人となる。


これは、ある意味「驚異の合格率」となる。

合格者数は複数校舎を持っている大きな塾で多くなる。

一見それは、「良い実績」をみえるが、実際にその数を少し分析するとこういったことがわかる。

「実績」をどんなに高らかに掲げても実際はそんなに良い実績ではないのだ。

大規模塾以外でも「那覇国際」を目標や「那覇国際に強い塾」と言いながらも5人も合格させられない塾もある。

これは論外である。

そういった塾は「那覇国際」にいかれるような幻想を受験生に抱かせないでいただきたい。

正直、受験生たちに迷惑である。

当塾は1校舎だけで那覇国際の過去8年分は


2022年 6人
2021年 18人
2020年 18人
2019年 10人
2018年 16人
2017年 16人
2016年 10人
2015年 16人
2014年  3人


である。今年は全体の生徒数が少なかったことと、開邦や沖尚のIB志望が多かったのもあり、那覇国際は少ない。

9年間 113人
5年間 68人


である。

数のマジックは非常に恐ろしいものである。

そこで冷静に判断する力が必要となる。

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