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「がんばりノート」見直し 県教育庁

「がんばりノート」見直し 県教育庁
2013年5月18日 09時40分
県教育庁は、全国学力テストで県内小中学校の最下位が続く現状を改善しようと、県内の全公立小中学校で実施している家庭学習のための『がんばりノート』の内容を見直す方針を17日までに固めた。約2ページのノルマをこなすだけでなく、授業と連動して使い、「量より質」の学習を目指す。(與那覇里子)

 がんばりノートは、県独自の取り組みで、毎日2ページ以上、宿題や自主学習を行うもので、家庭での勉強を定着させる狙いがある。1988年に公立小学校で始まり、中学校では2000年ごろから導入された。内容や授業への生かし方は教師の裁量に任されている。

 学力向上の大きな効果は見られず、ページを埋めるために、授業とつながりのない漢字をひたすら書いたりするなど「ノルマ化」している実態も指摘されている。

 こうした現状を踏まえ、県教育庁は、授業と明確に連動した課題を出すことで、知識を定着させたい考え。

 がんばりノートは、PTAの予算などで独自に用意している学校もある。

 一方、同庁は、学力アップに向けて教員の教材研究の時間を確保しようと、教員の業務内容を見直す「多忙化解消委員会」(仮)を早ければ6月にも立ち上げる。

 運動会などの行事にかける時間数や国や県から要請される多量なアンケートなどの業務内容を精査し、9月ごろには具体的な方針を出す予定。

=ここまで=

 さすがの與那覇記者である。よくぞ掲載してくれた。講演を依頼したいくらいだ。若者の基地問題から学校問題まで若者の視点を大切にする記事には敬服。

 「がんばりノート」は私立を含めて琉大付属、アミークス以外はやっている。沖尚は担当教師の裁量だ。なお、当塾に中学生の在籍のない三育とカトリックは不明。

 当塾では今まで学校で「がんばりノート」の記録を更新している生徒さんが多い。年間に50冊近く文字通り「がんばった」生徒さんもたくさんいる。この冊数が励みになってモチベーションが上がる生徒さんがいるのも確かだ。

 当塾で推奨している方法は塾の勉強も塾の宿題も全部「がんばりノート」を利用すること。「大丈夫」といわれそうだが、多くの学校の先生はチェックするときに塾の内容でも黙認している。中には「こんなのやってんだ」「天才」「レベル高すぎ」などツイッター状態の先生もいる。これを励みに頑張る生徒さんも多い。また、「もっといい内容にしましょう」と余計なことをして生徒さんのモチベーションが下がることもしばしばである。

 当塾には「ページを埋めるために、授業とつながりのない漢字をひたすら書いたりするなど」のノルマのための記載をしている生徒さんは皆無である。みんな真剣である。これは当塾独自の内申対策でもある。頑張っている姿を先生にノートを通じてアピールしていくのである。校長先生に「がんばりノート」をもらいに行く学校もあり、校長先生と仲良くなれるメリットもある。

 運用方法ちゃんとすれば確実にモチベーションが上がり、励みにもなる。そして成果にもなる。たくさんの「がんばりノート」をやった生徒さんはそれなりの結果を出している。実際に塾内レコードを持っている生徒さんは開邦と那覇国際に合格している。運用方法がいいのでこういったいい結果を生んでいる。多くの学校や生徒が運用を間違えたのでこういった結果になったのだろう。

 「授業連動」となり、固定課題の宿題になった場合、塾への影響が懸念される。私立の一部の中学にある多い課題が生徒を苦しめていることの二の舞になることも懸念される。

 教員の多忙化を解消するのなら、まずは部活の軽減が先決ではないか。今春から中体連に勝つために中間テストを早める学校も増えた。「文武両道」を謳っても中体連(部活)もダメ、受験も2次募集多数という惨敗を喫している「二兎追うものは・・・」になっている中学さえある。これこそ、まさに「向上無念」である。

 また、父兄も「部活をやっていると入試が有利になる」という根拠のないでたらめな都市伝説に騙されない方がいい。これは私の時代から他都道府県でもよくいわれているが、部活で1位になっても学力がなかったらや開邦や那覇国際にはいかれない。体育コースなら別である。

 部活は入試の手段でやるものではないし、親がいうからというものでもない。自分が好きだからするんだ。また、二度とない青春で得るものがあるからするんだろう。しかし、学校主導であまりにもハードにさせている傾向が沖縄では強く感じる。もうすこし手綱を緩めても強くなると思う。学力向上を論じるならその後だ。

 最下位を逃れるために全国学力テストを評価に入れるとかそのための対策といったその場しのぎをする風潮を変えない限り学力のアップはない。まずは、教員の意識改革が先決だろう。



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