本はそのときに買う

ACT

2017年10月29日 00:00

本はそのときに買う

私は高校に入るまで読書という読書をした記憶がない。高校時代は哲学書、倫理学、キリスト教学、マルクスレーニン主義、原発問題、イデオロギー関連など好きなテーマだけを読んだ。地元代々木に美和書店という社会科学書専門店があり学校帰りによく寄って立ち読みをして小遣いが入るたびに買った。

国文学科時代に児童文学者でもある教授から「本は思い立ったときに買わないとなくなる」という話があった。

社会福祉を学ぶようになり、大学生協で買えない本を探すために大学の帰りによく池袋のリブロ(大きな本屋)に良く寄った。立ち読みをさんざんして1~2冊の本を買う。あるときに資金がなく、来週、給料が入ってから買おうと思ってそこを後にした。一週間後に再度リブロへいくとその本がない。題名もうる覚えだ。取り寄せるにも取り寄せられない。結局、買えずじまいに終わった。

最近、昔買おうと思った本をアマゾンで探した。なんと新しい本が出ていない。中古本を見つけたが、正価の10倍。他のネットショップも全て在庫切れ。やっと1軒だけみつけて購入した。

ネット時代になっても「本は思い立ったときに買わないとなくなる」という教授の教えは通じる。
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