いろいろな塾の「実績」が塾のウィンドーやブログなどで公表されている。
もう連休だ。
私はここで何度も書いているのだが、多くの塾では最終実績だけを載せている。
ある塾では3月20日に「実績」をホームページに掲載して、2次募集の発表日の28日に何もなかったように「上書き」をして開邦高校の数を増やしていた。
開邦高校合格者で当塾に張り合っているのか?と思うくらいである。
こういった「何くわない実績増加」は開邦高校の実績で使われる。おそらく一次で首里や那覇国際に不合格だった生徒に「チャンスだ!」とかいって「受験」させて「合格」させたのだろう。
昨年は那覇国際と開邦でこういったケースが多かった。
こういった上書きで数を増やして「うちは実績がいい」とアピールしたいのだろうか。
「弘文館に今年も勝った!」とでもいいたいのか?
だいたい母体数の公表なしに「実績」を宣伝することは正直な実績ではない。
多くの人はそこまで考えないからだ。
生徒は塾の実績のためではないのだ。
仮にこの首里や那覇国際に不合格だった生徒に実力がなく、開邦高校にいったら地獄の日々になる可能性もある。
最悪の場合は保健室登校や不登校、そして退学や転校にもなりうる。
生徒の人生を塾の都合でかえてしまうことになりかねないのだ。
当塾では特色入試の合格者(連絡時に報告があった生徒さん)も並行して発表をしている。
ブログ上でも明らかにしている。
毎日更新で記事が残るため3月の発表の時点の数と最終のまとめ人数がわかる。
一部修正は記事でも書いたが、発表時と最終のまとめの数は同じである。
ようは2次募集や無理に開邦高校の2次募集に誘導するなことは一切していないのだ。
塾は生徒さんの人生を左右するといっても過言ではない。
だからこそ進路への助言には慎重を重ねるのだ。