友人と同じ塾で本当にいいのか?

ACT

2023年11月02日 00:00

中2はそろそろ進路について考えないといけない時期です。


塾選び「友人がいる塾がいい」のか?

そこで塾の勧誘も盛んになっている。

「無料キャンペーン」

「友人紹介キャンペーン」

など。

そこで、部活単位、仲良しグループ単位で勧誘する。

つまり、「友人と一緒に」というものである。

これは一見は良く感じるがデメリットをもっている。

友人と一緒に塾に通うことは叱咤激励をしながらお互いにがんばれるのではないかという期待を持つ。

また、塾の行きに待ち合わせをして塾へ行き、帰りは一緒に帰ることで変質者などに遭遇したときのリスクが軽減される。

しかし、行き帰りにどこかに遊びにいくというリスクもある。親への報告はお互いに口裏を合わせればどうにでもなる。

また、授業中に回覧板を回したり、おしゃべりをしてしまうこともある。

こういった友人との紹介で中学生には高すぎる「報酬」を与える塾も昔からある。

また、「席次が上がる」ようなことを謳うので、魅力に感じて「移籍」する。

しかし、この手の塾は定期試験対策に特化しているような塾なので入試対策がちゃんとできない。

実際に

この「友人がいるから切磋琢磨できる」とか「席次が上がる」という甘言に乗ってしまって当塾から某塾に「移籍」した生徒さんの全員が二次募集受け入れ校か併願した私立高校しか合格できず第一志望合格を逃している。

となると「友人と同じ塾」とか「席次が上がることを宣伝にする塾」に行くことはリスクが高い。

塾側の事情を考えてみよう。

この友人紹介は塾側の受け入れ態勢があればいいのだが単に人数を増やして収入を上げようという考えで「友人と入塾しよう」のような誘いをかけるのが大半だ。

これば単独よりも収入が上がり、その友人がそのまた友人を呼ぶという想定のもとで行われている。そのため高額な「報奨金」を払っても収益を考えたら安いのだ。ある意味で「○○商法」的な考えである。

その「報奨金」の原資は父兄の月謝からである。塾の勧誘に「商法」を取り入れることに関して看過できない。多くの消費者のかたにこういったことを気づいていただきたい。

当塾ではこういったことへのデメリットやおかしさに気づいた親御さん、生徒さんが集まっている。

「友人がいない塾がいい」

「部活や遊びと勉強は別」

「さらに上のレベルの勉強がしたい」

という生徒さんばかりである。

それゆえに授業は真剣そのものである。

生徒さん全員の机上が見渡せる2列教室と教室の中央に立つと生徒さん全員の机上が見える教室しかない。

そのため友人同士で入塾しても回覧板を回すことができない。実際の清掃をしていても回覧板の「残骸」をみつけることは皆無である。

また。授業態度に関しても常に社長がモニター視聴と教室を巡回しており、適度な緊張感がある。

あまりないが、おしゃべりを見つけた場合は話していた生徒さんを呼び出して塾の意味や親御さんが月謝を出してくださっている感謝の念をやさしく指導させていただいている。

親御さんへの感謝に気づけば生徒さんは静かになってくださっている。

中2の塾選びは席次という目の前のことよりも進学実績で考えた方がいい。

進学実績には内申、席次、実力の総合的な結果だからだ。

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