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今日で52歳になりました。母校の1つの同窓会のニュースに掲載されたものです。以前のものと少し変えてみました。
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未来の沖縄のため

「大学は内容で選ぼう!」

これは、私が、塾の生徒さんたちに常に言っていることである。

私が社会福祉学科に在学した1995年前後は学界トップクラスの先生方が揃っていた。その講義を無駄にしまいと一番前の中央で授業を受けていた。そのうちに周りに同じような仲間が集まってきた。いつでも福祉の話題をし、時間を作っては、施設見学やボランティアに明け暮れた。この仲間たちが3年になると大友信勝先生のゼミを選択した。大友先生は私たちの熱心さをしっかり受け止めてくださり、「総合大学の特性を生かして視野を広く学びなさい」とよくおっしゃっていた。大学で学んだ内容と友人たちのビジョンはどこの大学の学生にも負けないものだと自負していた。教授も友人たちも勉強に自信を持っていた。

また、学業と併せて塾講師や家庭教師もした。最初は学費のためだったが、やっているうちに「塾や家庭教師に学校ではできない何かができるはずだ」と使命感が芽生えてきた。徐々に高校受験、大学受験で実績を上げていき、生徒も増え、独立し、日本橋に教室を立ち上げた。毎日、授業後は、塾と家庭教師。帰宅後と通学時には大学の勉強だった。睡眠時間は毎日4時間半というハードな日々であったが充実した大学生活を満喫した。

塾経営以外に携帯電話の代理店業務を行い、営業で全国を駆け回った。飛び込み営業、法人営業など商社マンと一緒に営業をした。携帯電話が出だした時代で携帯は飛ぶように売れた。月に4000回線を契約した月もある。その営業能力が認められ、某大手商社と旧財閥系の上場企業から「就職しないか?」という声をかけていただいた。しかし、塾経営、家庭教師も軌道に乗っていたのでお断りした。周囲は「大手企業のオファーを断るとは何たることか!」とよく言われた。

大学卒業後も塾経営、家庭教師を継続していたが、少子化により生徒が激減し、30歳を機に専攻の社会福祉学を生かすべく介護会社に就職。その後、精神科ソーシャルワーカー(PSW)として長野県内と東京都内の医療機関で働いた。 

2007年末に生まれ育った東京を離れ、妻の故郷の沖縄に移住。長男が生まれ、近所の中学生が息子とよく遊んでくれていた。そこで何かお礼がしたいと病院に勤務する傍ら、自宅マンションの一室で勉強を教えはじめた。

沖縄の子どもたちと接して、「あなたの夢は?」ときくと多くの子どもが「公務員」とこたえた。何がしたいというわけでもなく「公務員」なのである。これは、沖縄は本土に比べて低所得のため安定と所得を求めてのことなである。こういった中で子どもたちは夢を持てない状態を知った。そこで、沖縄の問題解決の一つに学力向上が必要だと考えた。「県外にも負けない学力、行動力をつければもっと豊かになれる。子供たちが夢を持てる」とブログで自分の理想を発信した。

その様子を見て、妻も一緒に取り組みはじめた。2011年夏、30人の生徒が集まり、妻がテナントを借り、翌年の正月に私も病院を退職して塾専業になった。

生徒数も増加し2012年3月には4階建のビルに移転し、現在では約150名の小中高生が学んでいる。

塾の理念に、「生徒さんたちが夢と希望にあふれるようになる」と掲げている。そのためには受験という難関も乗り越えなくてはならない。難関を突破するためには我慢や努力が必要。時には辛くて諦めたくなる事もある。しかし目標をたち成した時には自信と将来への力となるのだ。本年度は県内トップ校である県立開邦高校に地域NO.1の合格実績、高校全員合格も達成。東京の塾と変わらない教材、ベテラン講師陣を揃えてサポートする体制も整えている。受験指導以外にも、各分野の専門家を招いての講演会、海浜清掃のボランティア活動、そして、母校の「現代学生百人一首」への参加などをしている。これらは社会活動を通して広い視野を持ってほしいからである。

また、母校出身の多くの先輩方が流通業界、酒販業界、不動産業界、銀行幹部など沖縄経済を支える中心として沖縄の発展のために活躍されている。諸先輩にも感化されつつ、日夜、努力をしている。校友の群れに沖縄の高校生が1名でも加わることを願ってやまない。

これからも未来の沖縄のために生徒さんたちと共に歩んでいきたい。


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